写真芸術学
授業のねらい

写真芸術学はすぐに役に立つような知識を学ぶためのものではない。それは写真芸術の本質的な問題について考えてみる場である。写真を撮るばかりではなく、常にこのようなことを考えることによって、写真に対する理解を深め、将来写真に対して多元的で、主体的なアプローチができるような土台を築くためのものである。

写真発明の初期から今日へ至る表現上の問題について、その歴史的経過の分析を通じて写真がもつ本来的な性格を探る。それを通じ、各人の未来への志向に対して個人的な対応が展開できるような基盤を築くことを目指す。

担当教員
  • 西垣 仁美[教授]
  • Hitomi NISHIGAKI